スラブの寸法・厚さ・仕上げ
5つの寸法、3つの厚さ、6つの表面仕上げ。壁・外壁は6 mm、小面積は9 mm、荷重がかかる用途は12 mmを目安に選びます。
サイズだけでなく厚みと支持条件から用途を検討します。必要な性能を満たす厚みの中で、適切な寸法を選びましょう。
製造サイズの例
| サイズ | 厚み | 仕上げ | 面積と参考重量 |
|---|---|---|---|
| 3200 × 1600 mm | 12 mm | マット、鏡面、半マット、全層同質、素地着色 | 5.12 m²・約148 kg |
| 3200 × 1600 mm | 6 mm | マット、鏡面、半マット | 5.12 m²・約77 kg |
| 2800 × 1200 mm | 6 mm | マット・立体模様仕上げ、鏡面、半マット | 3.36 m²・約50 kg |
| 2700 × 1200 mm | 6 mm | マット、鏡面、半マット | 3.24 m²・約49 kg |
| 1200 × 1200 mm | 9 mm | マット・立体模様仕上げ | 1.44 m²・約32 kg |
厚みと用途の関係
| 厚み | 参考重量 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| 6 mm | 15 kg/m²以上 | 屋内外の床、壁、天井、外壁。支持条件の確認が必要 |
| 9 mm | 22 kg/m² | 屋内外の小規模な床 |
| 12 mm | 29 kg/m² | 床、階段、天板、外壁、駐車施設。個別設計が必要 |
6mm:壁、天井、外壁など、重量を抑えたい用途の候補です。既存面への重ね張りは、下地の健全性、接着条件、荷重を確認して判断します。
9mm:小規模な床の候補です。参考重量は22kg/m²。下地と荷重条件に合わせて確認します。
12mm:床、階段、天板などの候補です。参考重量は29kg/m²。開口部や集中荷重がある場合は、厚みだけでなく支持構造も設計します。
用途から選ぶ目安
| 用途 | 厚みの例 | サイズと仕上げの検討点 |
|---|---|---|
| キッチン天板 | 12 mm | シンク開口部による強度低下と支持方法を確認 |
| 階段踏板 | 12 mm | 露出する端面と表面が合う全層同質タイプを検討 |
| 浴室の壁 | 6 mm | 2800×1200mmで高さが足りれば、水平の継ぎ目を減らせる |
| 通気層を設けた外壁 | 6〜12 mm | 重量制限がある場合は6mmを候補に、固定方式を設計 |
| 駐車施設の床 | 12 mm | 必要な荷重と防滑区分に適合する製品・仕上げを選定 |
| 小規模な床 | 9 mm | 1200 × 1200 mm |
搬入重量を計算する
3200×1600mmは5.12m²です。厚み12mm、29kg/m²なら約148kg、厚み6mmなら約77kg。適切な搬送枠、人数、機器を計画してください。
表面仕上げ
| 仕上げ | 参考区分 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| マット | R10〜R11 | 床、外壁、人通りの多い場所 |
| 鏡面 | R9 | 鏡面効果を求める乾燥した室内 |
| 半マット | R10〜R11 | 色の深みと防滑性能を両立したい場所 |
| 立体模様仕上げ | R10〜R11 | 模様に合わせた凹凸により、触感でも素材を表現 |
マット:光の映り込みを抑えた均一な面です。本記事の参考区分はR10〜R11ですが、床用途では選ぶ製品の実測性能を確認します。
鏡面:模様と色の深みを強調します。本例の区分はR9で、主に乾燥した室内向けです。指紋や細かな傷は比較的目立ちます。
半マット:穏やかな光沢と触感を持ち、マットと鏡面の中間的な表現です。防滑区分は製品別に確認してください。
立体模様仕上げ:印刷された石目などに合わせて凹凸をつけ、視覚と触感の両方で模様を表します。
内部の構成:全層同質と素地着色
全層同質タイプは、厚み方向にも模様や組成が続く構造です。踏板、面取り、天板の端など、断面が見える場所では現物で連続性を確認します。
素地着色タイプは、内部にも基本の色を付けます。表面模様そのものは続かなくても、端面の色差を抑えられます。
水回りの仕上げは、見た目に加えて安全性から選ぶ必要があります。防滑区分と使用環境、現地の基準を照合してください。
よくある質問
焼結石の大判サイズは?
本記事の例は3200×1600mm、面積5.12m²です。参考重量は厚み12mmで約148kg、6mmで約77kg。搬送器具と作業体制の計画が必要です。
キッチン天板には何mmが必要ですか?
本記事では12mmを例にしています。必要な厚みは開口、張り出し、支持構造によって異なるため、メーカーと施工者が個別に確認します。
全層同質と素地着色の違いは?
全層同質は模様や構成が厚み方向にも続くタイプです。素地着色は内部に基本色を付けますが、表面の模様は断面に再現されません。端面を見せる場合はサンプルで比較してください。